日本国内の女人禁制だった場所・女人禁制の場所

雑談

ジェンダー平等が叫ばれる現代。

そんな今の世の中に逆行する場所があります。

それは、女人禁制の場所

 

女性が立ち入ることができない女人禁制の場所が日本にはまだあるんです。

 

本日は、日本国内の女人禁制だった場所・女人禁制の場所をご紹介します。

 

今回のお話の参考本

今回のお話は、先日読んだ上永 哲矢さん、野田 伊豆守さん著書の「密教の聖地高野山」という本から一部参考にさせていただきました。

 

今から1600年以上前の西暦816年に 和歌山県高野山に修禅の道場を開いた空海。

参考:空海 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B5%B7

真言宗を開いた人物として歴史も出てくるとても有名な方だけど、実は大学を1年で中退しているんです。

しかも大学中退だけでなく、その後 遣唐使として中国(当時の唐)に渡った後、2年で早々と日本に帰国したんだとか。
(当時 遣唐使は20年の留学が義務付けられていたんだとか)

 

そんな意外とポンコツだった空海が開いた高野山について詳しく書かれたこの本。

  • 密教とはどういうものなのか?
  • なぜ多くの戦国武将が高野山に祀られているのか?

宗教に興味がない方でも楽しく読めるこの本。

興味ある方は是非チェックしてみてください。

 

日本国内にある女人禁制の場所

そんな空海が開いた高野山。
「密教の聖地高野山」の中でも紹介されていたんですが、元々 高野山は女人禁制の場所だったそうです。

 

近代文明が入ってきた明治39年に廃止されたようですが、それまで女人禁制だった高野山。

明治 39 年の高野山女人禁制全廃について -高野山大学-

 

実は日本全国には、高野山以外にも女人禁制だった場所や、今でも女人禁制の場所があるんですよね。

一部ではあるんですが、日本国内で女人禁制のだった場所、今でも女人禁制の場所をご紹介します。

 

富士山

日本国内にある女人禁制のだった場所、1つ目富士山

 

日本人であれば誰もが知っている富士山。

実は富士山は明治の初めころまで女性が立ち入ることが出来ない女人禁制の場所だったんです。

 

神が宿る場所として信仰の対象だった富士山。

修行の妨げになるとの理由で、江戸時代までは女性の立ち入りが禁じられてた女人禁制の場所だったようですね。

参考:女人禁制時代に女性が富士山を遥拝した場所とは? – 富士山NET|ふじさんネット|富士山情報 まるごとおまかせ!
https://www.fujisan-net.jp/post_detail/2000097

 

石鎚山

日本国内にある女人禁制のだった場所、2つ目石鎚山

 

次に紹介するのは、四国は愛媛県にある石鎚山。

標高1982mと 近畿地方以西では一番高い山の石槌山なんですが、実はこの石鎚山も女人禁制の場所だったんです。

 

富士山と同じく神宿る山として、霊山としても有名な石鎚山。
修行の邪魔になるとの理由で、女性の入峰を太平洋戦争終戦後の1946年7月まで長く禁じられてきました。

 

現在は女性も石鎚山に登ることが出来ますが、山開きが行われる7月1日の1日間だけは女性の立ち入りを禁止しているそうなんです。

こちらのブログでも紹介されてますが、女人禁制の看板が掲示されてますね。

参考:2022.7.1お山開き大祭【石鎚山】129th | 【きゅん】オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/venusplace/entry-12752159847.html

 

御嶽山

日本国内にある女人禁制のだった場所、3つ目御嶽山

 

続いて紹介するのは、岐阜県と長野県の県境にまたがる御嶽山。

標高3000m以上ある とても標高の高い山なんですが、この御嶽山も以前は女人禁制の場所だったんです。

 

富士山と同じく、霊山としても有名な御嶽山。
明治の初めころまでは女性が立ち入ることが禁じられた女人禁制の場所だったようです。

 

沖ノ島

日本国内にある女人禁制の場所、4つ目沖ノ島

 

福岡県の玄界灘に浮かぶ沖ノ島。

ここまで紹介した富士山、石鎚山、御嶽山は女人禁制だった場所でしたが、この沖ノ島は今でも女人禁制なんです。

 

「神宿る島」と言われる沖ノ島。

島全体がご神体だそうで、それゆえ 島では厳しい禁忌があり、現在に至るまで厳格に守られているんだとか。

参考:沖ノ島(宗像大社沖津宮) | 知る | 世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群
https://www.okinoshima-heritage.jp/know/okitsumiya.html

 

女性が島へ立ち入ることは固く禁じられていますし、男性であっても決まった時(大祭)以外には入島は禁じられているんだとか。

 

この沖ノ島は宗像大社という神社の所有地なので、無断に立ち入りは出来ないと理由で女人禁制が保たれているのかもしれませんが、ジェンダーフリーが叫ばれる今の世の中だと、物議を醸し出しそうですね…

 

【番外編】土俵場

日本国内にある女人禁制の場所、5つ目土俵

 

最後に番外編としてご紹介するのは土俵。

力士達が熱戦を繰り広げる相撲の土俵。
実は神聖な場所として女性は土俵に上がることを禁じる女人禁制の場所なんです。

 

そんな女人禁制の土俵なんですが、過去に土俵上で市長が倒れ、救助しようと土俵に上がった女性が「土俵から降りて下さい」とアナウンスされる珍事が起きました。

この時倒れた市長は一命をとりとめたようですが、もしお亡くなりになっていたらどうなっていたのでしょうか?

 

過去には女人禁制について再検討されたこともあるようですが、歴史と伝統・文化があるだけに、簡単には女人禁制廃止とはならないんでしょうね。

 

さいごに

ということで、本日は 日本国内の女人禁制だった場所・女人禁制の場所をご紹介しました。

今回のお話 いかがでしたでしょうか。

 

今回ご紹介した女人禁制の場所はごく一部。
日本国内には女人禁制の場所や、女人禁制だった場所はまだまだあります。

 

それに対し、男性が立ち入りを禁止される男性禁制の場所ってあるのか?気になるところですよね?

男性が入っちゃいけない場所ってあるのかな?

 

男性は立ち入り厳禁!
そんな男性禁制の場所を調べてみて、もしあったら次回 ご紹介しますね。

 

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