前火葬:順序が違う北日本のお葬式

雑談

お亡くなりになられた方を最後にお見送りするお葬式。

実は北日本の一部の地域では、一般的なお葬式と少し違うそうなんです。

本日は、順序が違う北日本のお葬式についてお話しします。

 

お葬式とは

辛い・悲しい・寂しい

 

つい先日、わたしも祖母を亡くし、お葬式を行ったばかり。

参考:亡くなった祖母との想い出 | SuperBEATCLUB
https://superbeatclub.com/archives/8332

沢山の想い出のある方が亡くなるとホント辛いし、悲しいし、寂しいですよね。

 

そんな故人を最後に送る葬儀とはどういうものなのか?
改めて解説してみます。

 

お葬式とは、一般的に通夜、葬儀、告別式、この3つを総称した言葉。

 

人が亡くなった際に行われる、通夜と葬儀・告別式。
それぞれを総称してお葬式と言うそうなんです。

 

では、通夜、葬儀、告別式とはどういうものなのか?以下にご紹介します。

 

通夜とは
通夜(つや)は、仏教等で葬儀前に行う儀式のこと。
もともと故人を葬る前に親族や知人が夜通しで死者を守ることを意味したが、最近では時代の変化とともに、2時間程度の半通夜が一般化してきており、僧侶を招いて読経とともに焼香を行うという葬儀に準じた儀式となっている。

参考:通夜
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E5%A4%9C

葬儀とは
人の死を弔うために行われる祭儀、葬制の一部。

参考:葬儀
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%AC%E5%84%80

告別式とは
葬儀の後、あるいは葬儀の代わりに行われる式で、故人に別れを告げ、参列者に挨拶をする式。

参考:告別式
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%8A%E5%88%A5%E5%BC%8F

 

一般的なお葬式は、通夜が最初があり、翌日に葬儀と告別式あってからご遺体を火葬し、骨を拾うという順番かと思います。

 

そんなお葬式、実は北日本の一部地域ではこのお葬式のやり方が少し違うんだった。

何が違うの?

それについては、次のチャプターでご紹介しますね。

 

少し違う北日本のお葬式

少し違う北日本のお葬式。

北日本のお葬式はなにが違うの?

 

それは、北日本の一部地域では、お葬式を行う前に火葬をしてしまうんだとか。

北日本以外の地域では、お葬式の後に火葬場に行き火葬するのが一般的かと思います。

今まで参加したお葬式は全部火葬は最後だったな

 

それが東北や北海道の一部地域の北日本の一部の地域では、お葬式の前に火葬をしてしまうそうなんです。

 

次のチャプターでもう少し詳しく解説しますね。

 

前火葬の文化

お葬式を行う前に火葬をする習慣。

この習慣を「前火葬」というそうです。

 

この前火葬、主に東北や北海道の一部地域で今でも行われている習慣なんだとか。

 

地域によっても前火葬のやり方は違うそうで、お通夜の後に火葬する地域と、お通夜の前に火葬する地域があるようです。

 

急いで駆けつけたんだけど、既に火葬され骨になってた。

なんてことが起きてしまうじゃないでしょうか。

 

では、何故 前火葬という習慣が東北や北海道の一部地域であるのでしょうか。

それは、北日本という地域の特性が深く関係しているのです。

 

北日本で前火葬が行われる理由

東北や北海道といった北日本の一部地域で前火葬が行われる理由。

それは、北日本という雪深い地域の特性。

 

冬になると降雪量が1mを超えるような豪雪地帯が多い北日本。

そんな大雪のシーズンに人が亡くなると、お葬式を行うとしても親族がすぐに集まることができません。

かといって、ご遺体を数日間も放置しておくわけにはいきません。

 

そこで生まれたのが前火葬。

 

先に火葬を済ませてからお葬式を行うという習慣になったそうです。

お葬式の後に火葬を行う「後火葬」に慣れているわたしから見ると、少々寂しい気がしますが、前火葬に慣れている地域の方からすると、後火葬は違和感を感じるんでしょうね。

うーん、日本って狭いようで広いね

 

さいごに

ということで、今回は 順序が違う北日本のお葬式についてお話しました。

今回のお話 いかがでしたでしょうか。

 

北日本以外の地域で生まれ育った方にとっては今回のお話、少し驚いた内容だったのではないでしょうか。

そんな習慣があるなんて驚き!

 

今回のお話、頭の片隅にでも覚えておいていただければ、今後、北日本のお葬式に参列することになった場合でも慌てることないでしょう。

あー、ここのお宅は前火葬なんだね

 

慌てることなく、故人へのお祈りができそうですね!

 

タイトルとURLをコピーしました