陛下・陛下・閣下・猊下という知ってるようで知らない敬称

雑談

高貴な地位の方に使う敬称。

陛下・殿下・閣下

 

この3つの違い、みなさんご存知でしょうか?

 

意外と知らない陛下・殿下・閣下の違い。
そして、もう一つ聞き慣れない猊下という単語。

 

本日は、陛下・殿下・閣下そして猊下という敬称についてお話しします。

 

今回の参考本

今回のお話は先日読んだ、泉谷閑示さん著書の「あなたの人生が変わる対話術」という本から参考にさせて頂きました。

 

対話とは、「会話を通して何か新たなものが浮かび上がってくること」と言う著者。

 

そんな対話の方法や、対話から得られるものなどを詳細に記されたこの本。

コミュニケーションの取り方について深く考えさせられる1冊でした。

コミュニケーションってホント大事なんだね

 

興味ある方は是非読んでみてくださいね。

 

知ってるようで以外と知らない違い

日々のニュースの中で、陛下、殿下、閣下といった言葉を見たり耳にすることありませんか?

陛下って言葉はよくニュースで聞くね

 

しかし 陛下・殿下・閣下、それぞれの違いについて明確に理解している人はいないのではないでしょうか。

閣下って誰に対して使う敬称なの?

この3つの単語は、使って良い相手と、使ってはダメな相手がいるんです。

 

陛下・殿下・閣下、この3つの敬称の違いについて、次のチャプターでご紹介しますね。

 

陛下とは

まず最初にご紹介するのが、陛下。

 

陛下という敬称は、頻繁に見たり聞いたりすることがあるのではないでしょうか。

 

陛下とは、その国の君主に使う敬称。

つまり、その国の王様にあたる人に使う敬称になるので、対象は 国王であったり女王、そして天皇などになります。

 

陛下という敬称、日本だと天皇。
そしてイギリスだとエリザベス女王ですね。

エリザベス女王陛下!

 

ちなみに日本の場合には、天皇以外にも天皇の奥様に当たられる皇后にも陛下という敬称は使われます。

皇后陛下!

また皇后以外にも、前の天皇だった上皇、そして上皇の奥さんである上皇后にも陛下という敬称を使うんだとか。

上皇陛下、上皇后陛下!

つまり 日本の場合には、陛下という敬称を使う方は全員で4人なんです。

 

殿下とは

続いてご紹介するのが、殿下。

 

殿下とは、君主を除いた 王族や皇族の方々に対する敬称。

つまり、国王を除いた 王族や皇族の方々に対して使う敬称が殿下ということですね。

 

日本であれば秋篠宮であったり、高松宮、高円宮など、先ほどの天皇、皇后、上皇、上皇后を除いた皇室の方々に対して殿下という敬称を使います。

秋篠宮殿下!

 

また、故三笠宮寛仁親王などは「ヒゲの殿下」として有名でしたよね。

参考:寬仁親王 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%AC%E4%BB%81%E8%A6%AA%E7%8E%8B

 

そして、同じ王政を敷くイギリスの場合だと、チャールズ皇太子や、ウィリアム王子などに対しては殿下を使います。

チャールズ皇太子殿下!

 

閣下とは

そして3つ目にご紹介するのが、閣下。

 

閣下とは、地位の高い人に対する敬称。

 

先程ご紹介した陛下や殿下と比べ、対象がかなり広いのが閣下。

大統領や首相など国の政治のリーダーや、大臣といった閣僚。
そして外交官や将軍などが、閣下の継承を使う対象になるんだとか。

 

日本だと、岸田首相や、その他大臣、そして各大使館の大使館員の方々が、閣下の敬称にあたる人になりますね。

また、先日 ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でオンライン演説をした際に「ゼレンスキー大統領閣下」と言ったことで、ニュースになったことを記憶している人もいるのではないでしょうか。

 

そして日本にはもう1名 閣下という敬称を付けて呼ぶ方がいます。

それは、デーモン閣下。

参考:デーモン閣下公式サイト – H.E.DEMON KAKKA’S
http://demon-kakka.jp/#ad-image-0

この人は少し特殊です(苦笑)

 

猊下って?

と、陛下・殿下・閣下と3つの敬称をご紹介しましたが、おまけにもう1つだけご紹介します。

 

みなさん、猊下(げいか)という単語をご存知でしょうか。

猊下なんて聞いたことないよ!

 

猊下(猊下)とは、位の高い僧侶の継承のこと。

わたしも猊下って言葉は全く知らず、今回 閣下について調べてる中ではじめて猊下という単語を知りました。

 

猊下は僧侶の中でも最も位の高い人に使う敬称なので、対象はキリスト教の教皇であったり、ダライラマなどに使うんだとか。

引用:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 チベットハウス・ジャパン
https://www.tibethouse.jp/

 

また 猊下以外にも、同じ位の高い僧侶の敬称として台下(だいか)という単語もあるそうで、キリスト教カトリックのローマ教皇に対しては猊下ではなく台下という敬称を使うそうなんです。

参考:ローマ法王フランシスコ台下の訪日|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_007825.html

宗教や宗派によっても猊下や台下と呼び方が違うようで、無神教のわたしには少々難しいですね…

 

万が一に備えて覚えておこう

ここまで、陛下・殿下・閣下・猊下(台下)についてご紹介しました。

 

どの敬称に当たる方々も、滅多にお目にかかることのない高貴な方ばかり。

今回、ご紹介したこの4つ敬称は一生使うことはないかもしれませんが、もしかすると一生の中でいつかこういった高貴な人に挨拶をすることがあるかもしれません。

そんな一生に一度あるかないかの事態に備えて、今回紹介した4つの単語の意味を頭の片隅にでも留めておいて下さいね。

初めまして○○猊下!

とっさにこんな言葉が使えれば、きっと周囲はあなたを尊敬の眼差しで見ること間違い無しですよ!

 

さいごに

ということで、本日は 本日は、陛下・殿下・閣下そして猊下という敬称をご紹介しました。

今回のお話 いかがでしたでしょうか。

 

今回のお話はわたしが運営しているYouTubeやPodcastでもお話しています。

同じお話ですが、是非こちらもチェックしてみて下さいね。

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