この春から中学2年生になる長男。
そんな長男が学校からこんな書類を持って帰りました。
修学旅行の案内書類
修学旅行って中学3年生になってから行くんでしょ?
中2で修学旅行の案内って早過ぎない??
そんな疑問を持ったのですが、実はコレ 日本が抱える深刻な問題を反映しているんです。
本日は修学旅行費の支払いで感じる経済格差についてお話してみたいと思います。
1年前から届く修学旅行の案内
先日、長男が学校から持って帰ってきた修学旅行についての書類。
修学旅行ってまだ1年以上先でしょ?
わたしの長男の通う中学校では毎年5月、中学3年生が修学旅行に行ってるんですが、この春で中学2年生になったばかりの長男。
修学旅行は1年以上先なのに、もう案内書類を持って帰ってきたんです。
中3の書類を間違って持って帰ったんじゃね?
そう思いながらも書類に目を通していると分かってきたことがありました。
1年も前から修学旅行の案内をするわけ
あぁ、だから1年も前から案内するのか…
1年以上前から修学旅行の案内をする理由、
それは分割払いの選択肢を儲けるため。
わたしの長男の通う中学校は公立の中学校なので、修学旅行費は比較的安い方なんですが、それでも旅行費は57,000円近い金額。
57,000円というと大金ですから、一括で支払えない家庭のために分割支払の選択肢もあるので、1年前の今から案内しているんですね。
修学旅行不参加生徒の割合とその理由
最近は経済的な事情で修学旅行に行けない家庭もあるらしいわよ
相方曰く、息子の同級生のママ友との会話でこんな話もあったんだとか。
個人的には、修学旅行は一生に数回しか味わえない貴重な経験だから、借金してでも行かせてあげるべきと思うんだけど、様々な理由で“難しい家庭”はあるようですね…
増える修学旅行不参加生徒
AERAの2019年12月2日号に修学旅行不参加生徒の有無や、その理由についての調査結果が掲載されてましたのでご紹介します。
この調査結果では経済的な理由で修学旅行不参加という割はそれほど多くないですが、この調査は2019年にされたもの。
新型コロナで疲弊しきっている今年(2021年)調査すると、もしかすると経済的理由で不参加の割合が多くなっているかもしれませんね。
広がる経済的格差
先進国ニッポン
モノづくり大国
1億総中流社会
日本って世界から見るとお金持ちの国なんだ
そんな言葉を聞くと、何となくそうイメージしがちですが、実は今 非正規労働者が全労働人口の約15%を占める900万人強まで増えているってご存でしょうか?
参考:もう自助努力だけでは抜け出せない!:ニッポンのアンダークラス | nippon.com
https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00691/?cx_recs_click=true
ここまで非正規労働者が多い現実。
個人的には驚きのこの数字でした。
確かに、最近 「子ども食堂」なんて言葉を当たり前に聞くようになってきたんだけど、貧困で子どもがまともにご飯が食べれない社会って…
何かおかしい気がするのはわたしだけでしょうか?
社会情勢に鈍感なわたしが気付いていなかっただけかもしれませんが、日本の経済的格差はとんでもなく広がっているようです。
さいごに
ということで、本日は修学旅行費の支払いで感じる経済格差についてお話してみました。
今回のお話、いかがでしたでしょうか。
子どもの修学旅行の案内から、広がりつつある日本の経済的格差まで話が少々飛躍しちゃいましたが、この数年で経済的格差が広がっているのは事実。
もしかするとコロナによって更に広がっているかもしれませんね。
わたし達1人の力ではこの格差を埋めることは難しいですが、少なくとも経済的理由で修学旅行に行けない子どもが出ないような社会にしたいと思いますね。