義務教育の本当の意味知っていますか?

雑談

義務教育

日本人であれば、誰しもが持つこの義務。
実はこの義務を誤って理解をしてる人が多いんです。

わたしも誤解してました

本日は、意外と知らない義務教育とはというお話をします。

 

義務教育とは

日本人であれば誰もが持つ権利。
その一つに教育を受ける権利があります。

日本国憲法26条の中にある教育を受ける権利。

参考:日本国憲法第26条 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E7%AC%AC26%E6%9D%A1

この憲法26条の2項にこんな条文があります。

すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

そう義務教育。

わたし達日本人は小学校・中学校の9年間、義務教育をしっかりと受けてきましたよね。

そんな義務教育、少し謝った理解をしている人が多いんです。

 

義務教育は学校に行く義務ではない

突然ですが みなさんに質問です。
みなさん義務教育とはどういうものかご存知ですか?

小学校と中学校の9年間は学校で教育を受けないといけないという義務だよね?

義務教育と聞くと、学校で教育を受けないといけない義務と思っている人が多いのではないでしょうか。

学校に行く義務があるから義務教育じゃないの?

実は それは違うんです!

義務教育とは子ども達が学校に行かなければならない義務ではありません。

親が子ども達に教育を受けさせなければいけない。
これが義務教育なんです。

もう一度憲法26条2項を見てみましょうか。

すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

「子女に普通教育を受けさせる義務」
はい、ちゃんと書いてますね。

 

ということなので、義務教育の義務は、子どもに課されるものではなく、親に課されるものなんです。

この定義だと、不登校YouTuberとして話題の「少年革命家ゆたぼん」さんに「義務教育だから学校に行け!」というのは御門違いになりますね。

教育を受けなさいと言うべき先は、ゆたぼんさんのご両親に向けて言わないといけないということになりますね。

 

教科書は無償ではない

そんな義務教育ですが、合わせてこういう話がまれに出て行きます。

それは教科書や教材について。

教科書は学校で無料配布してくれるのに、なんで絵の具や習字道具セット、そして体操服などは家庭で購入しないといけないの?

義務教育なんだから全て無償で配布すべきなのでは?

そう思ってる人いませんか?

憲法26条にも「義務教育は、これを無償とする。」と書いてるよね

実はこのお話は、最高裁判所で判例が出ているんだとか。

憲法26条の「義務教育は、これを無償とする。」は授業料の他、教科書・学用品その他一切の費用まで無償としなければならないことを定めたものではないんだとか。

つまり、授業を受けるのは無償なんだけど本来は全て購入すべきものなんだとか。

ちなみに教科書だけは法律によって無償で提供されることが決まっています。

参考:12.教科書無償給与制度:文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/gaiyou/04060901/1235098.htm

うーん、法律って奥が深いね…

 

学ぶと面白い憲法・民法

以上、ご紹介した義務教育の話。
今回のお話は、わたしが今 毎日続けている行政書士の勉強している中で、憲法の勉強している際に学んだ内容でした。

行政書士試験では、今回 紹介した憲法や民法など、わたしたちの日常生活に関わる法律も試験範囲になってます。

憲法・民法って勉強していると意外と面白いんですよね。

民法の親子とか親権とか相続とかはメッチャ勉強になるよ

日本人であれば誰しもが知っておきたい憲法や、我々の生活に密接に関係する民法。
一度勉強してみてはいかがでしょうか。

勉強と言うとお堅い感じがしますが、とても面白く・役立つ内容になっていますよ。

 

さいごに

ということで、本日は 意外と知らない憲法についてお話をしました。
本日のお話 いかがでしたでしょうか。

先程のチャプターでも書いた通り、憲法・民法を勉強していると今まで間違った認識を持っていたことや、はじめて知ることが沢山出てきます。

あれ、コレ誤解してたわ

意外と知らない憲法や民法について、またこのブログでご紹介したいと思いますので、乞うご期待下さい。

 

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