学校図書室にもやってきた電子書籍の波

読書

どこの学校にも必ずあるものの一つに図書室があります。

その図書室が今、デジタル化しているんです。

 

本日は、学校図書室にもやってきた電子書籍の波についてお話しします。

 

中学校に電子書籍導入

先日、中学3年生になる我が家の長男と会話をしてる際に、こんな話がありました。

 

中学校で電子書籍が借りれるようになったらしいよ。

 

わたしが住む岡山県の公立中学校で、電子書籍が利用できるようになったんだとか。

参考:[岡山県]中学生のための電子図書館サービスを開始|政治・選挙プラットフォーム【政治山】
https://seijiyama.jp/article/news/g20220105.html

 

「おもしろe読書事典」なる電子書籍のサービス。

参考:トップ| おもしろe読書事典
https://web.d-library.jp/r3omosiro/g0101/top/

 

生徒一人ひとりに配布されたIDとパスワードを使ってログインし、スマートフォンやタブレット、パソコンなどで本を読むことができる電子書籍のサービス。

 

もちろん、電子書籍なので自宅でも読めるわけで、本を読む習慣が無い中学生に対してコロナ禍における多様な読書の機会を提供するのが狙いなんだとか。

 

ちなみに、今年2月時点で読める本の種類は1200コンテンツだそうで、種類的はまだまだ少ないという感じ。

ただ、大人でも読んでみたいなと思う本も結構あるんですよ。

 

個人的には「クニマスは生きていた!」って本はメッチャ興味あります。

 

LibrariE(ライブラリエ)とは

前のチャプターで紹介した「おもしろe読書事典」という電子書籍のサービスは、日本電子図書館サービスが提供するLibrariE(ライブラリエ)というサービスを使っているようです。

参考:LibrariEとは | JDLS
https://www.jdls.co.jp/about-librarie/

 

学校のような公共施設で電子書籍のサービスを提供するとなると気になることがあります。

それは、何冊でも借りることが出来るのか?

 

紙の本であれば、誰かが借りていると、当然借りることが出来ないので読めないんだけど、電子書籍の場合どうなるのか?

 

LibrariE(ライブラリエ)は以下の3つの方法があるようです。

  • ワンコピー・ワンユーザー型
    1冊につき1人のみに貸し出し可能の制限付きモデル
  • 都度課金型
    貸出の都度、少額の請求が発生するモデル
  • ワンコピー・マルチユーザー型
    1冊の電子書駅を同時に多数の利用者へ貸出すモデル

 

「おもしろe読書事典」がどの方法を採用しているかは分かりませんが、1度に貸出可能な電子書籍の数が1点となっているところを見ると、ワンコピー・ワンユーザー型なのかもしれませんね。

 

またLibrariE(ライブラリエ)はWindowsやMac、iOSやAndroidと全てのOSに対応してますが、ストリーミング方式のため、タブレットやスマートフォン、パソコンといった端末内に電子書籍データはダウンロードは出来ないようですね。

◎LibrariEのクラウドアクセスの方式は、利用者が端末に電子書籍コンテンツをダウンロードする方式とは違うのですか。

⇒LibrariEの電子書籍はクラウドからストリーミング方式でお読みいただきますので、利用者の端末にはダウンロード保存されず、印刷やコピーもできません。

引用:よくあるご質問 | JDLS
https://www.jdls.co.jp/faq/

つまり、本を読むのにはネット環境は必ず必要になるようです。

 

とまぁ、色々と制約事項はありますが、学校図書室にもやってきた電子書籍の波。

今後、全国の学校に導入が進むかもしれませんね。

 

公立の図書館にも電子化の波

進む学校への電子書籍サービス導入。

実は今、電子書籍サービスの波は学校だけでなく、公立の図書館にもやってきているそうなんです。

 

例えば、香川県高松市の高松市立図書館では、24時間どこからでも借りることが出来る電子図書館サービスが開始したんだとか。

参考:24時間どこでも借りて読める「電子図書館」 高松市がサービス開始 | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
https://news.ksb.co.jp/article/14580775

 

参考:トップ| 高松市電子図書館
https://web.d-library.jp/takamatsu/g0101/top/

 

時間を気にすること無く、自宅に居ながら本を借りれるって、メチャクチャいいじゃないですか!

 

しかも電子図書館のサービスはLibrariE(ライブラリエ)だけでも、既に257の公立図書館で採用されているんそうなんです。(2022年4月10日時点)

参考:導入図書館様 | JDLS
https://www.jdls.co.jp/cases/

 

ちなみに、わたしの住んでいる倉敷市では電子図書館は採用していませんでした。

倉敷でも電子図書館やって欲しいね!

 

新型コロナウイルによって利用者が激減した全国の図書館。

感染症対策にも繋がり、そして図書館スタッフの方々の業務の負荷軽減にも繋がる電子書籍。

 

全てではないでしょうが、今後 電子書籍サービスを採用される図書館は増えてくるでしょうね。

さいごに

ということで、今回は 学校図書室にもやってきた電子書籍の波についてお話ししました。

今回のお話 いかがでしたでしょうか。

 

我が家の長男は、大の読書嫌いで、今回中学校で利用出来るようになった電子書籍サービス「おもしろe読書事典」のIDとパスワードを速攻で捨てちゃったみたいなんです。

 

どんなサービスなのか?
Kindleよりも使い勝手が良いのか?

色々と確認したかったのに確認できず…

残念!

 

またどこかのタイミングで利用できることがあれば、改めてご紹介したいと思います。

 

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