古典を難なく読む方法

読書

今から100年以上前に発刊された古典

古典にはたくさんの名著がありますが、令和の時代を生きるわたし達にとってとても読みづらいものばかり。

古典って文章難しくて理解出来ない…

そんな古典を難なく読む方法があるんです!

 

本日は、古典を難なく読む方法をご紹介します。

 

読みづらい古典

古典(こてん)
Wkipediaでは、こう書かれています。

古典とは古い書物、形式のこと。
また、長く時代を超えて規範とすべきもののこと。

参考:古典 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E5%85%B8

簡単にいうと、古典とは時代を越えて多くの人に受け入れられる作品ということでしょうか。

 

例えば、平安時代に書かれたと言われている「竹取物語」も古典ですし、紫式部が書いた「源氏物語」、江戸時代に十返舎一九が書いた「東海道中膝栗毛」なども古典ですね。

また時代を越えて多くの人に受け入れられる作品ということであれば芥川龍之介夏目漱石太宰治森鴎外などの作品も古典といえるのではないでしょうか。

 

そんな古典ですが、いざ読んでみると ととても読みづらいんですよね。

複雑な言い回しに、難しい単語が多い古典。

 

例えば、東海道中膝栗毛の原作から一節を抜き出してみるとこんな感じ。

妻に貰ひたきよし媒をもつて申こした。
身にとつては過分の聟ゆへ、早速に同心して結納のふまで受おさめた所に、いんもふとめは一筋に、こなたと夫婦の契約をした上は、たとへ親兄弟の指図でも、ほかへ縁につかずこたァいやだといふ。
身ども魂消まいものか。アゝせず事がないと、それから其利金太かたへ使ひをつかはし、弥次郎兵衛と申すものと妹めが密通をいたせしこと、神もつて存ぜず。
それゆへ結納たのみも受納

何書いているのか?さっぱり分からない!

令和の今の時代、東海道中膝栗毛を読もうと思うと、相当大変ですよね。

 

古典を難なく読む方法

複雑な言い回しに、難しい単語が多く、とても読みづらい古典。
そんな古典が難なく読める方法があるんです。

それは、漫画で読むこと

 

時代を越えて多くの人に受け入れられてきた古典。
その古典のほとんどは漫画化されているんです。

例えば、先程紹介した東海道中膝栗毛だと、こんな感じで複数漫画があります。

 

平安時代に書かれた源氏物語に至っては、漫画だけでなく映画もあるんです。

 

 

難解な古典をいきなり読むのではなく、まずは漫画や映画などでストーリーを掴んでから、原作を読むのがオススメ!

 

夏目漱石の「こころ」を読んでみた

毎月20冊以上の本を読んでいるわたしですが、今まで古典と呼ばれる本を一冊も読んだことなかったんですよね。

古典は全く読んだことありません

そんなわたし、このお盆休みに古典にチャレンジしました。

 

今回 挑戦したのは夏目漱石の「こころ」

最初、原作から読みはじめたんだけど、複雑な言い回しや、難しい感じた沢山あって、なかなか理解できなかったんですよね。

宿は鎌倉でも辺鄙な方角にあった。
玉突きだのアイスクリームだのというハイカラなものには長い畷を一つ越さなければ手が届かなかった。
車で行っても二十銭は取られた。
けれども個人の別荘はそこここにいくつでも建てられていた。
これに海へはごく近いので海水浴をやるには至極便利な地位を占めていた。

辺鄙って読めない

長い畷ってなんだ?

二十銭って今の価格でいくらなの??

 

5ページ読んだところで早々に諦め、次に読んだのは漫画版の「こころ」

情景が浮かばない原作と違い、視覚で情景が伝わる漫画版はザックリと内容を理解するのには最適なんですよね。

ストーリーがザックリ理解出来た!

 

そして 漫画版「こころ」を読み終わった後に、再度原作を読むと…
あら不思議、スラスラと読めるじゃないですか!

主人公の感情や先生に対する想い、そして先生の過去の悲しい体験や、徐々に弱っていく父親の状態。
漫画でストーリーがザックリ掴めているせいか?各登場人物の細かな動作や感情などがよく理解出来たんですよね。

 

無理に原作を読み進めていたら、何のことやら分からず終読してしまってたのかもしれません。
その点、漫画でザックリあらすじを理解した後に原文を読むことで、夏目漱石の世界観を感じることが出来たのかなと思いました。

これが古典かぁ〜

 

これから古典や有名な文学作品に挑戦しようという方、是非 漫画でザックリストーリーを掴んだうえで原文を読むことをオススメします。

 

さいごに

ということで、本日は 古典を難なく読む方法をご紹介しました。

本日のお話 いかがでしたでしょうか。

 

本日のお話は、先日読んだ 芦田愛菜さん著書の「まなの本棚」から参考にさせて頂きました。

読書が大好きだという芦田愛菜さん。
泉鏡花や島崎藤村、森鴎外などの文学作品を読む際には、漫画や簡単なストーリーにまとめな本を読んでから原作を読んでいるんだとか。

 

きっと色んな本を読んでいることが、役を演じることに生かされているんでしょうね。

素晴らしいね

まだ高校生なのに、いやはやご立派です!

 

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