巷に出回る「カロリーゼロ」、「糖質ゼロ」の食品。
太る心配無いから 安心して食べて・飲めるね
そう思ってる方も多いのではないでしょうか。
実はこの“カロリーゼロ””糖質ゼロ”は要注意なんです!
本日は、「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」は本当はゼロでは無いんです というお話をしてみたいと思います。
今回のお話の参考本
先日、「食の安全を考える会」の代表を勤める野本健司さんが書かれたこの本「安全な食材は自分で選ぶ」を読みました。
「食の安全を考える会」の代表を勤める野本健司さん、この本の中でこんなことを書かれてたんです。
「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」の表記は本当に”ゼロ”なのか怪しい
何それ!?もしかしてウソなの??
あまりにも衝撃的な内容。
実はこんなことらしいんですよ。
巷に出回る「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」食品
スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、食品を扱うお店に行けば必ずと言っていいほど見かける「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」の食品。
ゼロカロリーや糖質ゼロと大きく書かれた食品や、飲料水もよく見かけますよね。
また最近では「カロリーゼロ、糖質ゼロ」を売りにしているアルコール飲料水も多いですよね。
カロリーがゼロなんだからたくさん食べても太らない
糖質ゼロなんだから多少多く飲んでも大丈夫
そう思い、ついつい食べ過ぎちゃう・飲み過ぎちゃうって方も多いのではないでしょうか。
実は「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」をうたう食品のほとんどが「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」じゃないんです!
実は”完全にゼロ”ではない
カロリーゼロ、糖質ゼロって書いているのにゼロじゃないってどういうこと?
キーワードは食品表示法
食品表示法では100g当たり(100ml当たり)の含有量がカロリーは5kcal、糖質は0.5g未満だと“0(ゼロ)”表示ができるそうなんです。
食品100gあたりの含有量
カロリー(熱量):5kcal未満
糖質:0.5g未満
つまり、実際にはカロリーも糖質も”ゼロ”じゃないんだけど、”ゼロ”表記しているんだとか。
あなどれないカロリーゼロ・糖質ゼロ
カロリーが5kcal、そして糖質が0.5g未満の食品は法律で「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」と表示して良いことになっている。
なので、巷に「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」沢山出回っているというのはおわかりいただけたでしょうか。
なんだ、カロリーも糖質も気にする量じゃないじゃん!
いや、ちょっと待ってください!
これ、あくまでも食品100gあたりの含有量
なので、仮に糖質0.5gで500mlのアルコール飲料水だとこうなるんです。
0.5g × 500ml = 2.5g
砂糖小さじ1杯の糖質が約3gぐらいと言われてます。
糖質ゼロの500mlのアルコール飲料水を飲んでいると、糖質ゼロといいながらもお砂糖小さじ1杯分ぐらいの砂糖を摂っていることになるんです。
カロリーゼロでも血糖値は上がる
またこの本「安全な食材は自分で選ぶ」ではこんなことも書かれてました。
カロリーゼロなのに甘いのは、合成甘味料が使用されているので脂肪吸収率が上がったり、血糖値が上がるといった研究結果が出ている。
確かに、カロリーゼロや糖質ゼロと書かれているのに甘い飲み物ってありますよね。
元々血糖値が高い人は飲み過ぎには注意が必要かもしれませんね。
カロリーゼロとカロリーオフの違い
カロリーオフって食品もあるけど カロリーゼロと違うの?
「カロリーゼロ」とか「カロリーオフ」とか、表記が色々とあってややこしいですよね。
カロリーオフはカロリーがオフされているわけではなく、100gあたり20kcal未満の食品は「カロリーオフ」と表示が可能なんです。
参考:飲み物に含まれる糖分(砂糖量換算)
http://plaza.jinai.jp/technology/img/nomimono1508.pdf
この参考資料にも書いてますが、500mlで95kcalのカロリーオフタイプの飲料の場合、砂糖が大さじ2杯半入っていることになるんだとか。
みなさん、「カロリーオフ」だからってガブガブ食べたり飲まないように十分注意しましょうね!
さいごに
ということで、今回は、「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」は本当はゼロでは無いんです というお話をしてみました。
今回のお話いかがでしたでしょうか。
「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」、そして「カロリーオフ」の真実、実はわたしもこの本を読むまでは全く知らなくて驚きました。
食品にまつわる様々なことが書かれたこの本。
とても面白くためになる本なので、興味ある方は是非チェックしてみて下さい。