日々広まりつつある新型コロナウイルスのワクチン接種
ワクチン接種をもう済ませたよっていう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ワクチン接種は2回もう済んだよ
そんなワクチンなんですが、ワクチンって種類があるのご存知でしょうか?
本日は、新型コロナウイルスで脚光を浴びているワクチンの種類についてご紹介します。
参考にした本
今回のお話は、先日読んだ「ワクチン不要論」という本の中から一部参考にさせて頂きました。
個人的にはこの本に書かれている内容には共感できなかったんですが、ワクチンを知る上では非常に参考になった一冊。
興味ある方は是非こちらの本をチェックしてみてくださいね。
4種類のワクチンがある
新型コロナウイルスで一気に脚光を浴びたワクチン。
ファイザーやモデルナやアストラゼネカにジョンソン・エンド・ジョンソン。
色んな製薬会社から新型コロナウイルスのワクチンが出てますね。
こういった各ワクチン、実は各製薬会社によって製造方法は違っており、現在、大きく分けてこの4つの種類に分類されるそうなんです。
- 生ワクチン
- 不活化ワクチン
- トキソイドワクチン
- 核酸ワクチン
では、この4つの種類のワクチンを詳しく解説してみますね。
生ワクチン
まず最初に1つ目に紹介するのは、生ワクチン。
この生ワクチン、どういうものかといいますと、弱ったウイルスをそのまま打つワクチン。
これが生ワクチン。
ウイルスを体内に入れて大丈夫なの!?
ウイルスが体内に入るとはいえ、弱毒化してますので体内に入っても問題無いようですね。
この生ワクチン、免疫の持続期間が長いのが特徴で、代表的なワクチンとしては以下のものがあります。
BCG、ポリオ、風疹(ふうしん)、麻疹(はしか)、おたふくかぜ
確かに、ここに挙げているワクチンって子どもの時に予防接種を打ったら基本終わりですね。
新型コロナの”あの”ワクチンも生ワクチンの派生型
新型コロナウイルスワクチンとして、世界の一部提供されているアストラゼネカ社製や、ジョンソンエンドジョンソン社製のワクチン。
ベクターワクチンと言われる生ワクチンを改良したタイプのワクチンなんです。
ウイルスベクターワクチンとは
人体に無害な改変ウイルスを「運び屋」(ベクター)として使用し、新型コロナウイルスの遺伝子をヒトの細胞へと運ぶワクチン。参考:新型コロナ:ウイルスベクターワクチンが直面する「免疫」の壁 | AnswersNews
https://bit.ly/3jIuuqL
同じウイルスでも弱らずのではなく、「改変」させるのが生ワクチンとの違いのウイルスベクターワクチン。
人間で言うところの「人造人間キカイダー」にさせられるみたいなイメージなんでしょうかね?(笑)
不活化ワクチン
そして2つ目に紹介するのが、不活化ワクチン
こちらも先ほどの生ワクチンと同じくウイルスを活用するのですが、生ワクチンとのとは違い。
それは不活化ワクチンは死んだウイルスを使うこと。
ウイルス自体は死んでいるので、摂取したからといって体内で悪さをすることはありませんが、その分 作用は弱いと言われています。
この不活化ワクチン、代表的なものでいうと以下。
インフルエンザ、日本脳炎、コレラ、狂犬病、三種混合、肺炎球菌など
確かに、インフルエンザなんて毎年予防接種してますよね。
作用が弱いと言われている不活化ワクチンの特徴なんでしょうね。
トキソイドワクチン
お次3つ目に紹介するのは、トキソイドワクチン
このトキソイドワクチンも先程の生ワクチン、不活化ワクチンと同じくウイルスを使ったワクチン。
両者との違いは、このトキソイドワクチンは、ウイルスが持っている毒素の部分だけを無害化しているのが特徴。
例えるならバイキンを持っていないバイキンマンといったいったところでしょうか。
このトキソイドワクチン、代表的なもので言うと以下。
破傷風、ジフテリア
あまり我々には馴染みの少ないワクチンなのかもしれませんね。
核酸ワクチン
そして最後、4つ目にご紹介するのが、核酸ワクチン
この核酸ワクチン、先ほどご紹介した生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドワクチンと大きく違っています。
何が他のワクチンと違うのか?
それは核酸ワクチンは他の3つのワクチンのようにウイルスを使わないこと
先ほど紹介した生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドワクチンはすべてウイルスを使ってワクチンを作っています。
それに対して核酸ワクチンはウイルスを使わず、ウイルスの遺伝子情報を使ってワクチンを作っているんです。
つまりウイルスがなくても、ワクチンを作ることができるんです。
新型コロナのワクチンとして最近よく名前を耳にするファイザーやモデルナ社製のワクチン。
実はこの2社の新型コロナワクチンは、拡散ワクチンを手法を使ったm(メッセンジャー)RNAワクチンなんです。
ウイルスの設計図(mRNA)を体の中に入れる、それがmRNAワクチン
参考:犯人の設計図(mRNA)を体の中に入れる方法の「mRNAワクチン」
https://kujira-zaitaku.clinic/blog/957.html
この短期間で世界中で既に何億回も使われているこの2社の新型コロナワクチン
これだけ一気にワクチンを製造出来るのは、ウイルスを使わない核酸ワクチンのお陰なのかもしれませんね。
新型コロナは今後定期接種の対象となる?
日本では現在、国が接種を推奨している定期接種と、個人の判断に揺られている任意接種の2つの接種があります。
定期接種は国が費用負担をしてくれるのに対して、任意接種は自己負担
- 定期接種【費用は国が負担】:国が接種を推奨
- 任意接種【費用は個人が負担】:任意接種(打つか・打たないかは個人で判断)
ちなみに、今回の新型コロナウイルスのワクチン接種は、既にみなさんご存知の通り、ワクチン接種は無料。
つまり、費用は国が負担してくれますよね。
この後、新型コロナの状況ががどうなるのか?またワクチンの効果がどうなるのか?
分かりませんが、もしかすると来年以降も新型コロナのワクチンは国が費用を負担する定期接種の一つになるのかもしれないですね。
定期接種と任意接種についてはYouTubeでも解説してます。
気になる方はこちらも観て下さいね。
さいごに
ということで、今回は新型コロナウイルスで脚光を浴びているは4つのワクチンの種類についてご紹介してみました。
今回のお話 いかがでしたでしょうか。
一部の区市町村では64歳以下の方にも新型コロナのワクチン接種券が配布されているようですね。
参考:広域品川圏で64歳以下に「ワクチン接種券」 順次発送、港区・品川区でルールの違いも – 品川経済新聞
https://shinagawa.keizai.biz/headline/3820/
これからワクチン接種に行かれる際、今日のお話を思い出してみて下さいね。
どこの製薬会社のワクチンですか?
これはファイザーですよ
おっ!じゃあ核酸ワクチンですね
接種会場でちょっとした博識になれるかもしれませんよ(笑)