梅雨も明けて、一気に気温が上昇していきましたね。
部屋の中も暑いなあ
新型コロナの感染対策もあって、例年以上に暑いと感じるこの夏。
もしかして空調温度を28度に設定していませんか?
その空調温度28度設定、実は意味がないんです。
本日は、実は意味が不快!室温28度は適温ではないというお話をしてみます。
室温28度設定はいつから始まった?
今ではどこに行っても当たり前のように設定されている室内温度の28度設定。
COOLBIZの活動として今では一般的になりましたね。
参考:クールビズ/COOLBIZ|COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/coolbiz/
COOLBIZや室温28度設定いつからはじまったか?
どういうキッカケではじまったか?
ご存知でしょうか。
室温28度設定っていつからはじまったの?
このCOOLBIZという活動、地球温暖化対策を目的に冷房時の室温を28度で快適に過ごせる軽装や取組を促すべく、今から15年以上前の2005年(平成17年)にはじまったんだとか。
5年ぐらい前からはじまったのかと思った
しかし 気になるのが、28度という温度
そもそも28度という温度はどこから出てきたんでしょうか?
室温28度は快適な温度ではない
どこに行っても当たり前に設定されている室温の28度設定
実はこの室温28度設定、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」及び労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」でという難しい法律で定められた室温設定の範囲(17℃以上28℃以下)に基づいて28度にしようと呼びかけられているんだとか。
難しい名前の法律だな…
しかし この室温28度、みなさんこう思いませんか?
28度ってぶっちゃけ暑くない?
暑い!
地味に暑い!
室温28度って地味に暑いですよね。
実は、以前読んだ「40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか」という本の中で、こんなことを書かれていました。
年齢・人種・男女の違いはあるが、人間が”快適”と感じる環境温度は27度から31度
この環境温度は、素っ裸の人を部屋に入れて測定した結果。
なので、服を着れば環境温度は下がる。
確かに室温28度は人間が快適と感じる温度なんだけど、28度はあくまでも素っ裸の状態で快適と感じる温度。
つまり、服を着た状態だと快適と感じる温度は28度よりももっと下ということ。
そう知ると、室温28度が余計に不快な温度に感じてきましたね。
室温を3度下げたら4000万円削減した
室温28度は日常生活を送るわたし達 人間にとって不快な温度
じゃあもっと室温下げようよ
そう思う方もいるかと思いますが、家計を気にする奥様方や、会社の経費を気にする総務系の方々はそう簡単にはエアコンの温度を下げてはくれないですよね。
しかし、ここで朗報があるんです!
室温を3度下げたことによって効率がアップし、結果的に4000万円ものコスト削減になったという実験結果が出ているんです。
参考:室温設定「25度」で仕事の効率アップ 姫路市「電気代7万円増で残業代を4000万円削減」に称賛の声(1/2 ページ) – ねとらぼ
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1910/08/news086.html
2年前の2019年に兵庫県姫路市役所や行ったこの取り組み。
市役所庁舎の室温を7月・8月の2ヶ月間、28度から3度下げ、25度にすることにより、以下になったんだとか。
- 電気代は7万円アップ
- 残業時間が14.3%削減
- 残業代 約4000万円削減
電気代は上がったものの、職員の業務の効率が上がり、残業が減って、結果的に4000万円ものコストの削減にもつながったんだとか。
室温を28度から25度に下げ、若干の電気代アップはあったものの、その何百倍ものコスト削減に繋がっているんだからこれは取り組まなきゃ損でしょ!
仕事だけでなく、わたし生活でも自宅の室温を少し下げるだけで、勉強が捗ったり、家族とのコミュニケーションが取りやすくなったりの効果があるかもしれませんね。
さいごに
ということで、今回は実は不快!室温28度は適温ではないというお話をしてみました。
今回のお話いかがでしたでしょうか。
長引く新型コロナの状況で、自宅でゆっくり過ごすって方も多いと思います。
この夏は室温28度にこだわらず、自分自身が快適と思える室温で是非過ごして見て下さい。
もしかすると、例年以上に快適且つ効率的な夏になるかもしれませんよ。