ザギンでシースー
ギロッポンのチャンネー
それぞれの業界に存在する業界用語。
そんな業界用語の中でもテレビ・映像関係の業界用語って少し独特なものがあります。
知ってるようで意外と知らない業界用語。
本日は、これであなたも業界関係者 テレビ・映像業界の用語についてご紹介します。
本日の参考本
本日のお話は、先日読んだ澁谷果歩さん著書の「AV女優の流儀」という本から参考にさせていただきました。
元AV女優で、現在はマルチタレントとして活躍している澁谷果歩さん。
参考:Kaho Shibuya
https://www.kaho-shibuya.com/
AV女優時代の時の業界についてのお話や、AV女優としての仕事の取り組み方、またあの人気シリーズの裏側についても語られているとても面白い本でした。
基本エロだけど、著者の頭の良さがところどころで感じるこの本。
とても面白い本でしたので、興味ある方は是非読んでみてくださいね。
どの業界にもある業界用語
「AV女優の流儀」の中で、AV業界の用語について少し触れられていました。
社会人のみなさんの中でも、勤めている会社の中での専門用語や、業界用語というのがあるのではないでしょうか。
1番行ってきます~
一般の人が聞くとなにそれと思うような単語が、実は業界業界の用語だったりしますよね。
スーパーのレジのことを1番とか2番、3番って言うらしいね
特に面白いのが、テレビ・映像などのメディア業界。
セーターを肩にかけ、裸あしでローファーを履くいかにもプロデューサーという感じの方がこんなこと喋ってるってイメージないでしょうか。
今夜はザギンでシースーいこうか!
まぁ、既にこういう人は今ではいないのかもしれませんが、特に変わった用語の多いテレビ・映像業界。
そんなテレビ・映像業界の業界用語を次のチャプターでご紹介します。
テレビ・映像業界でよく使われる業界用語
独特な業界用語が多いテレビ・映像業界。
そんな業界用語の中で、よく使われている業界用語を以下に7つご紹介します。
アゴ
メディア業界でよく使われる業界用語、まず1つ目はアゴ
まず1つ目に紹介するのはアゴ。
どういう意味か分かりますか?
アゴと言う用語は、食事のことなんだとか。
物を食べる時にアゴを動かして食べるところから、
食事=アゴ
という業界用語になってるようなんです。
使用例としては、出演者などに食事を出してあげる時に使うようです。
○○ちゃんにアゴ出してあげて
普通に”食事”とか”メシ”って言えばいいのに、なんか不思議な業界ですよね(笑)
アシ
メディア業界でよく使われる業界用語、2つ目はアシ
そして次にご紹介するのがアシ。
これは分かる方もいるのではないでしょうか。
あしとは、乗り物のこと。
使い方としては、先程のアゴ同様に、出演者にタクシーなどの乗り物代などを出してあげる時に使うようです。
○○さんにアシ代出してあげて
わたしが勤める会社でも随分昔ですが、アシという単語を使っている人がいました。
お前にアシ出してあげるから、それに乗って帰れよ
アシはテレビ・映像業界以外でも使う用語なのかもしれないですね。
飛ぶ
メディア業界でよく使われる業界用語、3つ目は飛ぶ
続いて紹介するのは“飛ぶ”
決して空を飛ぶわけでもないですし、ジャンプをするわけでもないですよ(笑)
飛ぶとは、無断で仕事を休んだり、突然仕事を辞めたりすること。
あまり良い時に使う用語では無い“飛ぶ”
こんな感じで使うそうです。
あいつ今日の収録 飛ばしやがったよ!
以前、建設業関係の人で、この”飛ぶ”という用語を使っていたので、飛ぶはテレビ・映像業界独自のようこということではなさそうですね。
バラす
メディア業界でよく使われる業界用語、4つ目はバラす
そして続いてはバラす。
場合によっては、バラシともいうこの用語。
バラす(バラシ)は、急遽予定がキャンセルになること。
予定が急遽キャンセルになる以外に、解散という意味もあるバラす(バラシ)。
使い方としては、こんな感じだそうです。
今日の予定はバラすよ。
解散するという意味からも分かる通り、束になってるものをバラすというところから来てるのかもしれないですね。
Bプロ
メディア業界でよく使われる業界用語、5つ目はBプロ
続いてはBプロ。
Bプロとは、予定していた放送が何がしらかの事情で放映できない時に代わりに放送する番組のこと。
Bプロでよくあるのが野球中継。
雨で試合中止になった際、代わりに別の番組を放送するときに使う用語ということですね。
今日 試合中止らしいからBプロで行くよ!
こんな感じで使うんでしょうかね。
直引き
メディア業界でよく使われる業界用語、6つ目は直引き
続いて紹介するのは直引き(じかびき)。
直引きとは、事務所を通さずに直接出演料の交渉したり、事務所を通さずに直接お金を渡すこと。
ほとんどの芸能人は、自分自身の芸能活動をマネジメントしてくれる芸能事務所に所属しており、芸能事務所から仕事をもらっています。
そんな芸能事務所を通さず、直接相手と出演料(ギャラ)の交渉をしたり、出演料をもらったりすることが直引きということですね。
ちなみに、数年前に一部のお笑い芸人さんが、事務所を通さずに反社会勢力の方々から金銭をもらっていた「闇営業」が話題となりましたよね。
参考:宮迫博之、闇営業問題で「もう…一睡もできません」 (2019年6月12日) – エキサイトニュース
https://www.excite.co.jp/news/article/Narinari_20190612_54943/
反社会的勢力と付き合うこと自体、ご法度なので許されることではありません。
ただ、直引きについては一部の芸能事務所では認めているところもあるようです。
参考:「5万円までのギャラなら直営業は認める」報道――吉本興業は1ミクロンも変わらなかったのか | 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/38286
完パケ
メディア業界でよく使われる業界用語、最後7つ目は完パケ
最後にご紹介するのは完パケ。
完パケとは、完全パッケージの略で、編集作業が完全に終わり放送できる状態のことだそうです。
番組は放送局が作るわけではなく、下請である映像制作会社が作成します。
映像制作会社が番組を作りパッケージの形で納品する際のことこれが完パケというみたいですね。
なので、使い方としてはこんな感じになるようです。
完パケしたので、明日納品します。
完パケはテレビ・映像業界独特の用語かもしれませんね。
どの業界でも共通して使う用語はある
という感じで、テレビ・映像業界の7つの業界用語をご紹介しました。
Bプロや完パケというようなテレビ・映像業界独特の業界用語もありましたが、意外と業界独特の用語って少なく、他の業界でもよく使うような業界用語もあるということが分かりましたね。
しかし、どの業界でも同じ傾向なのかもしれませんが、業界用語はベテランの方や、年齢的に上の方が使う傾向があるようです。
逆に若手の方は、最近の形はこういった業界用語を使わないのかもしれないですね。
もしかすると、わたしのように40代から50代ぐらいの年代が業界用語を使う最後の世代なのかもしれないですね。
さいごに
ということで、本日は これであなたも業界関係者 テレビ・映像業界の用語についてご紹介しました。
今回のお話 いかがでしたでしょうか。
今回はテレビ・映像業界の業界用語を紹介しましたが、他にも少し変わった業界用語を使う業界はたくさんあります。
医療関係とかって業界用語が多そうな感じがしますよね。
また次回、第2弾・第3弾と業界用語シリーズを続けたいと思いますので、乞うご期待ください!