実は凄い!二宮金次郎の功績

雑談

突然ですが、みなさんに質問です。

みなさん、二宮金次郎をご存知でしょうか?

名前は知ってるけど、何をした人か知らない

そんな方も多いのではないでしょうか。

本日は、意外と知られていない二宮金次郎の功績について紹介してみます。

 

小学校で見かけたあの銅像

二宮金次郎と聞くと、小学校にあった銅像を思い出す方も多いのではないでしょうか。

背中に薪を背負い 本を読む姿

この銅像、みなさんの学校にもありましたか?

ウチの小学校には校庭の端っこに二宮金次郎の銅像があったよ

もう40年近く前の話になりますが、わたしの通っていた小学校には、百葉箱の隣に二宮金次郎像がありました。

いやー、二宮金次郎像 懐かしいですね。

 

二宮金次郎の誕生日はあのビッグイベントと同じ日

そんな二宮金次郎の誕生日は「あのビッグイベント」の開催日と同じ日なんだとか。

そのビッグイベントとは、今月開催予定の東京オリンピック

東京オリンピック開幕の7月23日が二宮金次郎のお誕生日なんだそうです。

実はこの7月23日は、我が家の中学2年生になる長男の誕生日でもあります。

「俺の誕生日は東京オリンピックの開幕式の日だし、二宮金次郎の誕生日なんだぜ!」
「テレビで毎日俺の誕生日をカウントダウンしてくれてるから、あと何日で誕生日なのかがすぐわかるぜ」

こんな感じで只今、絶賛厨二病中の我が長男。

そんな長男にこんな質問をしてみました。

二宮金次郎って何をした人か知ってるか?

「背中に薪を背負って本を読んでた人でしょう?」

あー、こりゃだめだ…

そう思ったんですが、よく考えればわたしも二宮金次郎が何をした人なのか?知らないんですよね。

ということで、二宮金次郎ってどんな人で?何をしたのか?を次のチャプターからご紹介します。

 

二宮金次郎の生い立ち

二宮金次郎とは江戸時代後期の経世家、農政家、思想家。

今の神奈川県小田原市に生まれた二宮金次郎。

家は比較的裕福な農家だったそうですが、お父さんが本好き&病弱で、畑仕事が疎かにした為、徐々に家が貧しくなっていった二宮家。

ついにはお父さんが亡くなり、そして後を追うようにお母さんも亡くなり、父母を亡くした金次郎兄弟は伯父の家に居候することに。

3人兄弟の長男だった16歳の金次郎青年。
居候という身分と、幼い弟を養うために、昼は山に登って巻きを切り、夜は縄をない、むしろを織り、毎日朝から晩まで働いたんだとか。

父親の影響もあって元々読書が好きだった金次郎青年。
この時の薪木を背中に背負って本を読んでいる姿が勤勉の象徴として、小学校に銅像として建てられたそうです。

 

大人になり大活躍した二宮金次郎

人の倍以上仕事をし、そして寝る暇も惜しんで勉学にも励んだ二宮金次郎青年。

コツコツとお金を貯めては、村内の貧しい家庭に分け与えている姿が、小田原藩の要人に目が止まり小田原藩の農政改革に取り組むことに。

ここでも大きな成果を挙げた二宮金次郎。
今度は幕府に目が止まり、直参(1万石以下の武士)に取り立てられ、幕府の直轄地であった日光の土地開発に携わることに。

開発途中の1856年11月、二宮金次郎は志半ばでこの世を去りますが、後の人達に多くの影響を与えた二宮金次郎。

 

報徳思想や積小為大、一円融合といった二宮金次郎の思想。

この金次郎の思想は日本の近代化に大きく寄与した渋沢栄一や、トヨタグループの創始者である豊田佐吉、パナソニックの創業者である松下幸之助らに大きな影響を与えたんだとか。

報徳思想とは
感謝の念を持ち、自己の徳を発揮するとともに、他者の徳も見出し、それを引き出すように努め、万人の幸福と社会国家の繁栄に貢献すること。

積小為大とは
小さな努力の積み重ねがやがて大きな収穫や発展に結びつくということ。

一円融合とは
この世の中にあるものは、全てがお互いに関連して働きあって一体となっているから、別々に切り離して考えるのではなく、全体として円のように一体的に捉えるべきという思想哲学。

先日読んだ「教養として知っておきたい二宮尊徳 日本的成功哲学の本質は何か」という本の中で報徳思想、積小為大、一円融合について詳しく書かれています。

詳しい情報知りたいなって方は是非、こちらの本を読んでみて下さいね。

 

実はあの銅像が今なくなりつつある

そんな江戸時代後期に大きな功績を残した二宮金次郎。
昨今 「子供の労働」「ながらスマホの助長」といった理由で二宮金次郎像が撤去されているんだとか。

参考:​二宮金次郎像、学校から次々撤去。ながら歩きは危険などの理由 | ニコニコニュース
https://news.nicovideo.jp/watch/nw2071611

確かに言われてみれば、我が家の長女が通う小学校には二宮金次郎像は確かなかったですね。

 

個人的にはそこまで目くじら立てて銅像を撤去しないといけないのかな?なんて思っています。
(もしかしたらわたしの考えが古いのかもしれません)

過去には一円札の紙幣の顔になるぐらい大きな功績を残した二宮金次郎。

参考:一円券 : 日本銀行 Bank of Japan
https://www.boj.or.jp/note_tfjgs/note/valid/past_issue/pbn_1.htm/

この人がいなかったら日本はここまで成長しなかったかも!?
と思うぐらい偉大な功績を残した二宮金次郎。

別の形でも良いので二宮金次郎像を残して欲しいものですね。

 

さいごに

ということで、今回は意外と知られていない二宮金次郎の功績についてご紹介してみました。

今回のお話 いかがでしたでしょうか。

小学生の頃から銅像を見ていた二宮金次郎。

何百年も昔の人のイメージがあったんですが、実は意外と最近の人だったんですね。
(といっても200年少々前ですが…)

多くの人々や村を飢餓から救った二宮金次郎。

7月23日に開催される東京オリンピック。

今東京オリンピックが開催されるのは二宮金次郎のおかげだね

そんなこと思いながら東京オリンピックを観戦してみようかな。

 

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