岡山・香川の県境がある瀬戸内海の小島「井島(石島)」

岡山県

みなさんに質問です。

本州、九州、四国を除いた日本列島の島々の中で、県境がある島をご存知でしょうか?

人が住んでいる有人島で日本で唯一県境がある島。
それが「井島(石島)」

本日は、岡山県と香川県の県境が島の中にある「井島(石島)」をご紹介します。

 

井島とは

井島(いしま)とは、岡山県と香川県の間の瀬戸内海にある島。

島の面積は2.72km²、海岸線長は9.3kmの井島。

テレビでお馴染みの東京ドーム換算で計算すると、この井島 東京ドームの58個分の面積なんだとか。

うーん、大きいのか?小さいのか?
微妙な感じだけど、周囲の島(小豆島や直島、豊島)と比較してみるとかなり小さな島ですね。

 

日本で唯一の有人島で県境がある島

そんな瀬戸内海に浮かぶ小島の「井島(石島)」ですが、日本で唯一のことがあります。

それは、本州・九州・四国を除いた日本列島の島々の中で、唯一 有人島で県境がある島なんです。

Googleマップを見ると、島に県境があるのが分かりますよね。

ちなみに島の上部が岡山県で、下部が香川県。

人口は2015年時点で92人なんですが、92人全員が岡山県側に住んでおり、香川県側は無人なんだとか。
(岡山県側では井島を「石島(いしま)」と呼ぶそうです)

 

そんな全国的に珍しい 島内に県境のある有人島「井島(石島)」ですが、更に珍しいことがあるんです。

 

実は県境が定義されていない

実はこの井島、岡山県と香川県の県境の一部が定義されていないんです。

つまり、一部の地域の県境が決まっていないんだとか。

なんで県境が定まってない場所があるの?

この井島(石島)、江戸時代から漁業権を巡る争いが起きており、明確な境界線が定まらず、現在まで今の状態になっているんだとか。

参考:あいまいな県境(2008年12月掲載)毎日新聞
https://mainichi.jp/graphs/20161227/hpj/00m/040/004000g/5

確かに国土地理院の地図サイトを見ていると、へガラ崎付近に県境線の表記がないですね。

全国的に見てもとても珍しい井島(石島)。

俄然、興味が湧いてきますね!

 

渡島は配慮が必要

有人島でありながら、島の中に県境があり、そして一部は県境が決まっていない井島(石島)。

このブログを読んでいる方の中で、一度 井島(石島)を訪れてみたいと思う方もいるのではないでしょうか?

どんなところなのか?一度行ってみたい

この井島、有人島ではあるのですが、本州への定期航路はなく、事前に電話などで予約を必要とするデマンド型航路しかないんだとか。

参考:石島(井島)への定期船、石島航路の詳細
https://www.kawanishi-marine.com/blog/494/

しかもこの井島(石島)、観光地化されていないので、島内にはお店や自動販売機も無いんだとか。

うーん、観光目的で訪れるのには井島(石島)は向いていないのかもしれませんね。

 

島内の様子が分かるYouTube動画があったので、井島(石島)がどんなところ気になる方は是非、こちらをチェックしてみて下さいね。

 

さいごに

ということで、今回は、岡山県と香川県の県境が島の中にある「井島(石島)」をご紹介しました。

今回のお話 いかがでしたでしょうか?

 

今回のお話は先日読んだ「岡山共和国のオキテ100カ条」という本の中から一部ご紹介させて頂きました。

地元民でも知らないことが沢山掲載されているこの本。

岡山県民は勿論、岡山県民以外の方でも楽しめる1冊になってます。

興味ある方は是非、一度読んでみて下さいね。

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