最低限は知っておきたい性感染症と予防

雑談

営みの中で感染する性感染症。

この性感染症について、意外と知らない方多いのではないでしょうか?

 

本日は、最低限は知っておきたい性感染症と予防についてご紹介します。

 

性感染症とは

まず性感染症とはどういうものなのか?ご紹介します。

 

性感染症とは、性行為を行う中でウイルス、細菌、原虫などが感染する感染症のこと。

 

同じ感染症でも、飛沫から感染する新型コロナウイルスとは違い、性行為で感染する感染症。

これが性感染症ですね。

 

代表的な性感染症

そんな性感染症、代表的なものがいくつかあります。

ここでは代表的な6つの性感染症をご紹介します。

 

クラミジア

代表的な性感染症、まず1つ目クラミジア

 

日本の性感染症の中で、最も多いのがクラミジア。

正式には性器クラミジア感染症と言います。

 

このクラミジアに感染しても基本は無症状、もしくは痒い程度なんですが、妊婦さんがクラミジアにかかると大変。

流産や早産といった原因にも繋がったり、生まれたとしても赤ちゃんに感染してしまう可能性もあるんだとか。

 

このクラミジア、無症状の方が多いため 正確な数字は把握出来てませんが、一説には100万人ほどの患者がいるのでは?と言われてます。

 

性器ヘルペス

代表的な性感染症、2つ目性器ヘルペス

 

正式名称は、性器ヘルペスウイルス感染症。

 

口の周りに出来るヘルペス。

そのヘルペスが性器に出来るのが、性器ヘルペスウイルスなんです。

 

こちらもクラミジア同様、無症状の場合が多いようですが、一部重症化した際に水ぶくれやただれを起こすことがあるんだとか。

 

年間に約1万5000人ほどの患者がいるようですが、先程のクラミジア同様、実際にはもっとヘルペス患者は多いのかもしれませんね。

 

梅毒

代表的な性感染症、3つ目梅毒

 

クラミジア、性器ヘルペスと無症状、もしくは比較的症状の軽い感染症をご紹介しましたが、梅毒は違います。

梅毒は、命を落とすこともある危険な性感染症です。

 

梅毒トレポネーマという細菌が性交渉によって体内に入り感染する梅毒。

感染すると性器や肛門、口などにしこりや潰瘍が出来、更に数カ月後には体全体に赤い発疹が出来るんだとか。

そして梅毒が一番怖いのは、数年レベルで体内に潜伏し、全身の臓器に障害を与え、命を落とすことにも繋がるそうなんです。

 

そんな梅毒、今 日本では梅毒患者が急増しており、10年前と比較し約10倍に増えているんだとか。

参考:梅毒が急増しています!! -東京都性感染症ナビ-
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/seikansensho/knowledge/syphilis/index.html

 

患者激増の原因は現時点では分からないみたいなので、余計に恐ろしいですよね…

 

淋病

代表的な性感染症、4つ目淋病

 

正式名称は、淋菌感染症。

淋病(りんびょう)という名称でご存知の男性諸君も多いのではないでしょうか。

淋病は聞いたことあるよ

 

この淋病、女性はほとんどの方が無症状に対し、男性は感染すると性器の腫れたり、痒みや火照り、また膿が出たりするようです。

 

女性が無症状なので、患者は圧倒的に男性患者が多いようですね。

参考:-淋菌感染症- 性感染症(STD) 報告数の年次推移.xlsx
https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/04/xls/tp0411-1-6.xlsx

 

コンジローマ

代表的な性感染症、5つ目尖圭コンジローマ

 

はじめて聞く病名という方も多いのではないでしょうか。

コンジローマってはじめて聞いたよ

 

尖圭(せんけい)コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に性交渉から感染する病気。

 

この尖圭コンジローマに感染すると性器にイボが出来るんだとか。

“アソコ”にイボが出来たら尖圭コンジローマと覚えておけば良いかもしれませんね。

 

HIV

代表的な性感染症、6つ目HIV

 

最後に紹介するのは、HIV。

性感染症の中でも最も恐ろしい病気の一つであるHIV。

日本語ではヒト免疫不全ウイルスと言います。

 

このHIV、感染してもほとんどの方が無症状なので、ほとんどの人はHIVに感染していることに気付かないんだとか。

しかもこのHIVは体内で数年レベルで体内に潜伏し、体の免疫力を徐々に弱め、そしてエイズ発病に繋がるんです。

 

以前は不治の病と言われたHIV/エイズですが、現在では早い段階で治療出来れば完治は出来なくてもエイズ発症を抑えることは出来るようです。

 

体の異変を感じたら、何はなくとも病院で診てもらう。

これが大事なのかもしれませんね。

 

性感染症は獲得免疫はできない

以上、6つの性感染症ご紹介しました。

 

この6つの性感染症に共通して言えることがあります。

それは、性感染症は感染しても獲得免疫を得ることができないこと。

 

新型コロナウイルスによって、頻繁に耳にすることが増えた獲得免疫。

獲得免疫とは

同じ種類の「抗原」が二度目に体内に侵入してくると、すでに記憶(きおく)されている免疫がすぐに反応すること。

引用:【獲得(かくとく)免疫とは】
https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/karada/karada023.html

 

一度新型コロナウイルスに感染すると、獲得免疫が出来て2回目の感染は しにくいと言われてます。

 

ただ、残念ながら性感染症は、感染しても獲得免疫を得ることはできないんです。

なので、一度感染しても「もう大丈夫!」ということはないんです。

そう、何度でも性感染症に感染するんです。

パートナー同士が交互に性感染症に罹る「ピンポン感染」ということもよく起きる性感染症。

獲得免疫を得ることは出来ないということを覚えておきましょうね。

 

性感染症を防ぐには

そんな性感染症、罹らないためにはどうすればよいのでしょうか?

 

先日、読んだ石川雅俊さん著書の「男のヘルスマネジメント大全」という本の中で、感染リスクの高い行動としてこう書かれていました。

 

感染におけるハイリスク行動

コンドームの適切なタイミング、適切な装着の仕方で使用しない
不特定多数の性的パートナーと性行為を行う
不特定多数の性的パートナーを持つ人と性行為を行う

引用:男のヘルスマネジメント大全より

 

この3つが性感染症に感染し易い行動なので、逆を言うと反対の行動をすれば感染リスクは低くなるのではないでしょうか?

性感染症を防止するには、以下ということになりますね。

  • 避妊具を適切なタイミングで、正しいな装着方法で使用する
  • 決めたパートナーとしか性行為をしない
  • 性風俗店を利用しない

 

ただ、この3つを守っても性感染症に感染することはあります。

最近、アソコがなにかおかしいかも?

 

そう感じたら躊躇せずにまずは病院に行くことですね!

 

さいごに

ということで、本日は 最低限は知っておきたい性感染症と予防についてご紹介しました。

本日のお話 いかがでしたでしょうか。

 

性感染症は風邪のように放置していても治りません。

治療をしないと治らない病気なんです。

 

些細なことでも、もし体に異変を感じたら、すぐに病院に行くようにしましょうね。

 

恥ずかしがる前にまずは病院に行くこと!

覚えておきましょうね。

 

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