真冬のこの時期に、毎年一度は必ず聞く話題。
それが 冬山での遭難
冬山で遭難し、救助してもらった場合、救助費用ってどうなるんでしょうか?
救助費用って払わないといけないんだよね?
本日は、冬山で遭難したら救助費用はどうなるの?意外と知らない救助費用のお話をします。
この時期によく耳にする冬山での遭難
真冬のこの時期によく耳にする話題。
それは 冬山での遭難
先日もこんなニュースが流れました。
参考:LINEで連絡 鳥取・兵庫県境の氷ノ山で遭難の男性 ヘリで救助:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQ275SMFQ27PTIB00Y.html
参考:鳥取 大山で男性2人遭難 1人死亡 1人は自力下山し救助 | 気象 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220206/k10013469491000.html
今回のお話では、登山自体を否定するわけではないんですが、気になるのは遭難し救助を求めた場合の救助費用。
遭難し救助を求めた場合、当然ながら誰かに助けてもらうわけだけど、その救助費用でどうなるんでしょうか?
誰にいくら救助費用って払うの?
遭難した時の救助費用はどうなるの?
知っているようで、知らない救助費用。
以前読んだ、宮田八郎さん著書の「穂高小屋番レスキュー日記」 ではこう書かれていました。
民間の企業や団体に救助を求めた場合には、救助にかかる費用は請求されるが、行政機関が救助出場した場合には料金が請求されることはない。
必ずしも救助費用が発生するわけではないんですね。
いやー、これは驚きです。
標高3000mを超える山々が連なる穂高岳。
その穂高岳の山荘で支配も務めた著者の宮田八郎さん。
そんな山に詳しい宮田さん、「穂高小屋番レスキュー日記」の中でさらにこう書かれていました。
県警ヘリを飛ばすのは行政機関。
つまり救急車や消防車と同じ扱いで、料金請求がされることはない。
そして、その費用は税金で賄われている。
また警察などの救助隊員が、救助者へ費用を請求することはない。
うーん、いくら公務員とはいえ 救助隊員の方々も命がけで救助しているわけですし、ましてや1日レンタルすると何十万もかかるヘリを出動させている訳ですから、個人的には費用請求しても良いのでは?と思うんですが…
ちなみに、遭難救助は警察や消防だけでなく、山小屋などを運営する民間企業や団体も、救助の要請があった場合には救助隊が出動するようです。
「穂高小屋番レスキュー日記」の中では、出動費という名目で隊員1人当たり1日2万円〜4万円程 救助費用請求していたんだとか。
しかし、中には その支払いを拒否する輩もいるんだとか。
命を助けてもらいながら、支払いを拒否するって…
こんな人が山に登る資格あるのでしょうか?
埼玉県では2018年1月から防災ヘリの有料化をはじめました。
参考:安全登山で無事なおかえりを! – 埼玉県
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0404/herizyourei/herizyourei.html
しかし、それ以外の都道府県では防災ヘリはおろか、警察や消防などの救助隊出動の際には救急車や消防車と同じ扱いをされています。
もしかすると、今後 どこかのタイミングで議論になるかもしれませんね。
一番危険なのは単独登山。
そんな命の危険も伴う登山。
その登山で、行方不明になる方の9割が単独登山。
つまり、1人で山に登る人なんだそうです。
しかも 単独登山は複数人登山と比較し、死亡・もしくは行方不明のまま帰ってこない率が3倍近くに上がるんだとか。
引用:山岳遭難、死者・行方不明は60歳以上が7割 : 複数登山と比べ、単独は危険 | nippon.com
- 複数登山での遭難者における死者・行方不明者の割合:6.5%
- 単独登山における死者・行方不明者の割合:16.1%
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00757/
単独登山をする人の中には、知人や友人・家族などに登山に行くことを伝えず、1人ひっそりと山に登る方が多いようです。
しかも、登山届などを出してないため、遭難したということ自体、誰にも気付かれない。
そして、遭難した際に1人なので冷静な判断が出来なくなってしまう。
そんなこともあり、行方不明者に占める単独登山者の割合が高いそうなんです。
どんなに低い山、登り慣れた山もで、1人で登山に出かける際には、必ず知人や友人・家族などに山に登ることを伝えること。
そして必ず登山届を出すこと。
登山に行く際には、この2つは必ずやっておきましょうね。
世界で一番危険な山は日本にある
そんな登山ですが、 実は世界で一番危険な山が日本にあることをご存知ですか?
しかもその山は、かなり身近な所にある山なんです。
どこの山のことなの?
富士山??
それは、群馬県と新潟県の県境にある谷川岳
ギネスブックには谷川岳が累積者数800数人で世界一の「魔の山」として掲載されているんだとか。
参考:谷川岳 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E5%B2%B3
この話は、以前ブログでも詳しく紹介したので興味ある方はこちらもぜひチェックしてみてくださいね。
参考:世界で一番危険な山が実は日本にあった | SuperBEATCLUB
https://superbeatclub.com/archives/9197
さいごに
ということで、今回は 冬山で遭難したら救助費用はどうなるの?意外と知らない救助費用のお話をしてみました。
今回のお話 いかがでしたでしょうか。
今回のお話で参考にさせて頂いた「穂高小屋番レスキュー日記」
著者の宮川八郎さんは、残念ながら2018年7月に水難事故によりお亡くなりになられてしまってますが、山に興味無いって方にも是非 読んでもらいたい1冊。
山小屋での生活や、山岳救助の裏側が知れるとても面白いこの本。
興味ありましたら是非読んでみてくださいね。